18MHz 5el Yagi |
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![](mmana-result2.JPG) |
![](ani_056.gif)
MMANAによる度重なるシュミレーションと最適化の実行を経て
決定したデザインに基づく、計算結果の様子.
Front Gain : 14.7 dB
F/B Ratio : 28.3 dB
at 18.120 MHz
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![](ant-spec2.JPG) |
![](ani_056.gif)
Boomは55φ、50φ、46φのアルミパイプを使用.
Boom中央の55φ2mm厚のパイプは50φ1mm厚のパイプを入れて二重パイプにしてBoom強度を高めている.
また、ロングジョン・タイプ八木のため、ブーム中央が応力の中心点ではないため、
ブーム長・重量、エレメント位置・重量と基準点(今回はREF エレメント位置であるBoom終端)からの
距離を元に応力計算し、重量バランスの観点からマスト位置を決定している. |
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![](18mhz-5el-shot001.JPG) |
![](ani_056.gif)
完成した18MHz 5el八木.地上高23m
マストトップは7MHz ロータリーDP
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![](18mhz-5el-shot002.JPG) |
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Boom 9.6mにバランスよくエレメントが配置されている |
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![](18 5el-ja2hps photo12.jpg) |
![](ani_056.gif)
タワー南側よりアンテナを望む. |
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![](18 5el-ja2hps photo21.jpg) |
![](ani_056.gif)
タワー北側からの眺め.EU方面を狙う |
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![](jg1xlv-ja1tgc-ja2qxy.JPG) |
![](ani_056.gif)
アンテナ設計、材料調達からアンテナ工事にいたる全般で大変お世話になったJA2QXY
& JA1TGC
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バランの考慮点 |
![](ani_056.gif)
バランの考慮点として重要な点として、今回経験した”バランの水抜き”が挙げられます.
バランの取付け方向(地面に対して、垂直か水平か)とバランの水抜き穴が正しくすることが大切です.
この水抜き穴の方向が正しくないと、雨がバラン内部に入っても水がバラン内部に溜まってしまうため、
バラン内部でショートするなどのトラブル発生の危険がありますので、ご注意ください. |
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![](cd-balum1.JPG) |
![](ani_056.gif)
これはCD社製のバランです. |
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![](cd-balum21.jpg) |
![](ani_056.gif)
このCD社製のバランは八木タイプにしようすることを想定しているため、ご覧のように水抜き穴(白丸部分)は
地面垂直方向に開けられています. |
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![](hl-balum1.JPG) |
![](ani_056.gif)
今回、18メガ5エレ八木に使用したバランと同タイプのもの.
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![](hl-balum21.jpg) |
![](ani_056.gif)
このバランはブームではなく、マストに取付けるタイプのアンテナ用として作られているため、
水抜き穴(白丸部分)はご覧のようにバラン下側のM型コネクターの近くに開けられています.
これをそのまま八木等のブームに取付けると、水抜きがうまく機能しないことから
トラブル発生の可能性があり、対策が必要となります.
対策作業は以下、二つです.
(1)上記、M型コネクター部分の水抜き穴をシリコン・シーラント等でふさぎ、防水処理を行う.
(2)正しい方向に新たな水抜き穴を開ける.(次の写真参照)
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![](hl-balum31.jpg) |
![](ani_056.gif)
ブーム取付け面にはCD社製バランのような水抜き穴がないので、上記白丸部分あたりに
直径5mm程度の少し大きめの水抜き穴をドリルで開けます.この水抜き穴が小さいと
水の表面張力で穴がふさがれ、水抜き穴として機能しなくなるので注意が必要です.
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![](balum-trboule-point.JPG) |
![](ani_056.gif)
水抜き穴が正しく機能しないと写真のように、バラン内部に水が溜まり、バランのショート/アークが起き、
トラブルのもととなります.どうかご注意ください.
以上、バランの考慮点終わり |
吊り上げツールの紹介 |
![](katusya1.JPG) |
![](ani_056.gif)
大型アンテナのマストへの取付け作業には写真のような吊り上げツールがあると大変ラクに作業が可能です.
定滑車と動滑車が写真のように3重になっているので吊り上げの力は1/8程度で済むことになります.
今回の18MHz 5エレの重量は25kg程度と思いますが、片手でラクにアンテナを吊り上げることが出来るくらいでした.
吊り上げ作業には注意と安全への配慮は必要ですが、このようなツールがあると作業効率が挙がると
思いますので紹介します.下の写真が製品の説明書です.ご参考までに |
![](scan001.JPG) ![](scan002.JPG) |
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![](18 5el-hinode1.JPG) |
![](ani_056.gif)
最後に写真を二枚.日の出時刻で、月をバックにEU方向を狙うアンテナ.(5/28
夜明け直前) |
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![](18 5el-hinode2.JPG) |
![](ani_056.gif)
朝日を浴びるアンテナ風景(2008年5月28日 午前4:30)
![](ani_056.gif)
<アンテナ ショートエッセイ by JG1XLV's XYL>
”津田沼の帰り、林駐車場から見たアンテナは暗いくもり空にも映えていた。
しばしブレーキに足を置き見上げる…ピンと背筋を伸ばした姿は直線的な鋭さを感じさせ、
また美しいしなりは柔らかい曲線美を感じさせる。
それは、駆け引きなしの純粋な男達のロマンによって築かれたものである。”
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![](button-home.gif) |