匠のページ 牧野 実氏
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訃報
2004年12月 |
2004年9月より病気療養中だった牧野氏ですが、誠に残念ながら12月に
永眠されました。
こころよりご冥福をお祈りいたします。
2004/12/29
JG1XLV 荒井 |
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牧野さんの工作室入り口に掲げてある”技術”というプレート。
このプレートも自作とのことでビックリ!
(”技術”の文字も糸鋸で作られた)
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牧野氏
かつてCQハムラジオやHAM Journalへの技術記事の
投稿などをされていましたのでご存知の方も多いはず。
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現在、製作中の短波受信機。
ブラック・パネルとアンバー色の窓が印象的。
パネル、シャーシー、ダイヤル機構などほとんどの
部分が手作りというこだわり。
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上部から見た受信機の様子。
シャーシーは2mm厚アルミ板を加工して作られていて、
写真上側からRF部、真中がIF部、下側が電源およびAF部とういう
3ユニット構成となっている。
4連バリコンはハリクラSX-28のもの。写真右側の
複同調IFTはコリンズ社製。写真下側のAFアンプは
ヘリコプターに搭載されていたものからのユニットだそうです。
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シャーシー裏側の様子。
2mm厚のアルミ板で作られた頑丈なシャーシーに
きれいな配置で各種部品が整然と並んでいる姿は
見ているだけでも惚れ惚れします。
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今回の製作の中で多分、一番の時間と労力を使われた
ところと想像する部分です。
ダイヤル板と軸受け・糸巻き部分を旋盤加工され、伸び無い丈夫な
糸で1対2の回転比で、滑らかに回るメインダイヤル。
旋盤で加工され何度も何度も実験された軸受け・ダイヤル板が
たくさん引出しに収まっていました。
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数々の技術と創意工夫、想いとこだわりの
たくさん詰まった短波受信機のフロントの様子。
さて、どのような響きで夢多い短波の世界を
捕まえてくれるのでしょうか?
完成が楽しみです。
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牧野氏の工作室のごく一部。
各種測定器は勿論のこと、糸鋸、サンダー、折り曲げ器、
旋盤等々、工作器具も整備されていてFBです。
また、部品・パーツ、真空管なども勿論、何を作るにも
必要な物は全て確保済みです。
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