KE-02


2007年5月に好評のうちに販売が終了したKE-01
その後、いくつかの機能でバージョンアップが検討・設計され、ここにご紹介いたします。
まだ、KE-02の製品としての完成までは、もう少し時間が掛かりますが、バージョンアップのポイントについて
可能な範囲でお知らせします。
しかし、まだ試作段階ですので、ここでその仕様を確定するものではありません。
KE-02は
限定50台の製作・販売となる見込みです。
販売予定価格はKE-01が27,000円【ハムフェア特別価格【2007年(当時)】でしたが、KE-02では35,000円~40,000円程度になる見込みです。
KE-02の今後の製品情報については、当ページにてお知らせしていきます。
よろしくお願いします。

 KE-01 2007年
 
KE-02
New version : 7 channel Audio EQ/ Limiting AMP/ Noise gate
KE-01後継機
 
 
KE-02基盤は完成しています。写真上側の部分はKE-02パネル部分の基盤になります。
その下の部分はKE-02メイン基盤です。
 
 
KE-02パネル面のレイアウト:
新型リミッティングアンプ、こだわりのノイズゲート、今回7チャンネルとなったオーディオ・イコライザ
サイズはKE-01よりも若干小さいものとなっています。
 
  
フロント・パネルの設計図

 KE-02 仕様
(★今後変更される可能性があります)

 KE-02 機能  KE-02仕様の概要、またはKE-01との変更点
 リミッティングアンプ部 ●リミッティング・アンプについてはKE-01と大きな変更はありません。
●KE-01は±電源回路構成でしたが、今回は単電源仕様となっています。
 イコライザ部(EQ) ●KE-01 中心周波数
-150 300 600 1,200 2,400Hz 5ポイント
-アナログデバイスで制御
●KE-02 中心周波数
-63 125 250 500 1,000 2,000 4,000Hz 7ポイント
-MPUからのシリアル制御のアナログ・ディジタル
 ノイズゲート部
(N/G: Noise Gate)
●KE-01 瞬時Cut-off方式
●KE-02 フェードアウト型  PIC-MPU制御
-N/G開始ポイント(=DELAY)  フェードアウト時間
-制御(=SLOPE)  N/G 動作感度調整 を3ヶのボリュームで調整
-DELAY: 10mS~2Sec   SLOPE:20mS~3Sec
-N/G 最大量 30dB 24dB 18dB 12dB のうちから選択 (基板上のスイッチ)
 出力ゲイン・プロセット機能
(ノイズゲート及びOUTPUT LEVEL)
●KE-01  出力ゲイン・プロセット機能なし
●KE-02 MPU制御により、フロントパネルボリューム位置をよく使う位置にしておき、その位置のLEVELを通常位置にするPRESETする。
  ⇒基板上のスイッチであらかじめ設定する。 例えば 通常ポジションをボリュームセンターとし、MIN位置⇔CENTER位置⇔MAX位置の間で±20dB(値は未定)変化させる。
 ALL-THROUGH(オールスルー) ●EQやN/GをパスしてMIC-AMPのみとして使用する機能
●KE-01 オールスルー機能あり
●KE-02 なし(廃止) 理由:KE-01でほとんど使用すること はなかったため。
 EQパス ●EQ回路をボタン一つでThroughさせる機能
●KE-01 あり
●KE-02 なし→ 廃止
 廃止の理由:
(1)一番大きな理由は、パネルレイアウト上、 スイッチが配置できなかったこと
(2)各中心周波数を 0dB にすればフラットに することが出来るため
(3)KE-01の使用経験上、EQをOFFすることはほとんど無いため

ファンタム電源その他 ●KE-01ではファンタム電源は無
●今回、KE-02にて追加したオプション
●コンデンサマイク用ファンタム電源(48V)回路とキャノンコネクタ端子取り付け孔を用意
全て回路を搭載すると製品価格が上がってしまい不要な方には不利であるため付属 的な位置づけで実装を可能とした。
●部品リストと部品搭載図面を用意し、必要な方はご自身で増設していただく。
●ECM用負荷抵抗は内蔵しています
マイク選択スイッチ ●KE-01では無
●KE-02にて実装

   製品裏面に CM(コンデンサマイク)  DM(ダイナミックマイク または アドニスなどの外付けマイク)  ECM(エレクトレットコンデンサマイク)を選択できるスイッチを用意

初段マイクアンプ・ゲイン調整 ●KE-01では無
●KE-02にて実装
- 初段マイクアンプゲインを調整可能としました。
- 各マイクロフォンは、それぞれマイクからの出力レベルが異なるため、初段マイクアンプゲインを 15dB~34dB の範囲で半固定ボリュームで調整可能にしました。
- 半固定ボリュームは背面の調整孔から調整可能 
その他変更点 ●その他変更点
- KE-01 :KE-01 EQでは0 dBポジションでクリック・ストップが可能
- KE-02 :KE-02 EQでは0 dBポジションのクリック・ストップは無
 → 各ボリュームメーカーで調べた結果、センター・クリック・ ストップのスライドボリュームが製造中止/販売停止となり、入手困難なため    

 KE-02 設計・試作状況 ★乞う、ご期待!
現時点(2016/2月現在) 試作基板3枚が完成。今後、部品搭載させ、近々完成の予定
●機構図面  図面は完成。現在見積もり依頼中
●ソフトウエア 基板完成後、着手予定



KE-02 製作中(その1)メイン基板とフロント基板

 

KE-02 製作中(その2) フロント基板

 

KE-02 製作中(その3) フロント基板とメイン基板の接合部分