4CX-600J x1 Linear AMP



4CX-600J x1 Linear AMP

by JF2SVU ,update 2007/4/22



JF2SVU奥村氏の最新作のリニアアンプのご紹介です.
まずはスペックからご覧ください.

Spec Data
真空管: 4CX600J x 1
プレート電圧: 2500V
プレート電流: 0.55 A
入力: 50Ω、30W
最大出力: 900 W
周波数範囲: 3.5 MHz - 28MHz
ケースのサイズ: W 50cm、H40cm、D50cm



フロントパネルの緑のスイッチが電源用.
右の赤いスイッチが高圧電源用.
その右は現在使用していませんが、ドライブのスクリーン電源スイッチ用です.
フロントパネルは、各バンド情報を書いたボードを貼り付け.
ボードは、アクリル板をけがき、その部分に白い修正液を塗り込むという懲りよう.

プレート、ロードの同調コンデンサー用ツマミは、レトロ感溢れるバーニヤダイアル使用です.

タンクコイルがバリエルなので、10Mhzも対応可能です.
バンドスイッチの下のツマミは、RFメーターのレベル調整用.
調整時にピークを見るだけのものです.




エアーフィルターの様子.



低圧電源回路はユニット化.
この中には、
(1)ファイナルスクリーン電源の安定化回路
(2)バイアス電源
(3)ドライバープレートの安定化電源回路
(4)バイアス電源

の4回路が組み込まれています.


4CX-600Jとその周りの様子.



電源ユニット



プレートバリコン周りの様子.



風の流れは、左側面から電源部を通り、下に流れ、右のRFユニットに入り
下から上に噴出すようになっている.
そのため、”風量は少し足りないかも知れない”とは製作者JF2SVU奥村氏コメント.
シロッコファンは、オリエンタルのMB8と同程度の物を使用.


写真右上の真空管ソケットはファイナル前段の6CL6 x 2のドライバー用.
(写真では取り外している)