2008.04.06 516F-2 Re-Build
Updated 2008.03.23 !
516F-2 Re-Build Project |
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丸マークの515F-2 メンテナンス前の状態 |
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製造から約40年経った516F-2電源の裏側の様子. 写真でも分かるように、主要なコンデンサはすべて取替が必要. あとはブリーダー抵抗(R4,R5 25KΩ/11W)も、そのほとんどが交換必要といわれています. *幸い、ブリーダー抵抗の断線はないようです. |
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今回は思い切って、516F-2を全部ばらし、コンデンサ類の部品交換と、 275Vの安定化改造、バイアス電圧の安定化改造などを行う予定です. *順次、ここで紹介していきます. |
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上の二つがオリジナルの高圧コンデンサ(30μF/400V) 下が今回使用する100μF/500Vのコンデンサ.大きさはほぼ同じで静電容量は3倍強、耐圧も増えてFB. *後日、次の写真のような100μF/450Vに実装スペースの関係から変更. |
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+800Vの高圧コンデンサC2, C3, C4は100μF/450Vとしました.(実装時の高さの関係から) C5Aは22μF/450V、C5Bは100μF/450Vにしています. これらは基板に実装.基板の右下のスペースはDC 275Vの安定化回路用. |
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右上の基板は完成.基板の右下部分はDC 275V 安定化回路. 今後のメンテナンスを考え、部品配置・配線を試行錯誤し今週末の作業を終えました. 2008.03.16 |
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ほぼ配線の終わった新516F-2.as of 2008.03.20 限られたスペースの中で、部品配置には工夫が必要です. |
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基板に組んだ中圧(DC 275V)の安定化回路の様子. 写真に見えるのは2SC3149.47μF/350 Vの下に2SC3152がある. 安定化回路はJA3FR上名氏の「KWM-2メインテナンス」で紹介されているDC 275Vレギュレーター回路を自作. |
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516F-2のトラブルの一つに10芯シールド・ケーブルのアース部分の断線があります. これを解消するためと、ケーブルの動きと各部への配線を物理的に分離するため写真のような端子板を使っています. (効果の程はこれから確認です) シャーシー手前の印刷ラベルは10芯シールド線の配線を印刷したものでメンテナンスのための工夫です. Excelで作成・印刷し、貼っています. |
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516F-2 Re-BuildのFinal Stage.配線を全て完了した新516F-2. 2008.03.23 |
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RelayはOMRON LY-2.(100V 10A) ”リレーによる電源ON/OFFのリモートコントロール対応” 5U4および5R4はともにダイオード・ユニットに交換済み. |
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516F-2トラブルの一つの電源ケーブル・アース線の断線を防ぐ目的で 写真のような端子とケーブルはCollins originalのビニール製のケーブルロックから金属製に交換. なお、電源ケーブルも新しい10芯シールド線に交換. |
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これは516F-2とKWM-2/AやS Line電源の間につなぐテスト用コネクションBOX. 運用中でもテスター/電圧計で、516F-2の電圧状況を確認できるようにするため今回製作. 右上のスイッチは516F-2単体でスイッチON/OFFするためのもの. |
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内部の様子.このとおり簡単ですが、Collins運用中に516F-2の電圧変動も測定可能となるため便利. あと複数台の電源のメンテナンスを考えると、コスト・パフォーマンスはよいと思います. 4月6日(日) 516F-2 Smoke TEST完了! 高圧電圧・レギュレータで安定化を図った中圧電圧もFBです. 次週よりいよいよKWM-2A本体のメンテナンスを開始します. |
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516F-2 リンク集 | ||||||||||||||||||||||||
516F-2のメンテナンスのためにいくつかの参考になるページをご紹介します. 皆様の大切な516F-2のメンテナンスにお役立てください. |
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2015年3月にバージョンアップ実施 ブリーダ抵抗がかなり熱を持つことから、小型のDC12Vファンで冷却することにしました。 <参考サイト> Collins Restoration Notes from WA3DSP |
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ヒーター電圧(6.3V)をダイオード(1000V 1A)一本と電解コンデンサ(220MF/50V)を 516F-2シャーシの片隅に配線。これでDC12Vのファンを動かします。 |
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516F-2の高圧ブリーダー抵抗からの発熱は有名ですが、 この小型ファンの取り付けで効果は大きいです。 比較的簡易な作業ですので、おすすめのグレードアップです。 |
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