AZDEN DX-327 ダイナミック・マイクロフォン


1980年代、DXサーの仲間で評判になって、愛用された日本圧電のDX−327 ダイナミック・マイクロフォン。
そのフォルムは見てのとおりコリンズのSM−3を思わせる形です。
SM−3があまりにも高価だったため、DX−327を愛用された方もいらっしゃったかと思います。
しかし私は、DX−327も手に入れることが出来ませんでした。(貧乏学生だったため)
それ故にDX−327マイクロフォンに対する想いが強いのかもしれません。

なお、写真のDX−327マイクロフォンはローカルでもあるDX界の大先輩、JA1BWA高橋さんから
いただいたものです。
(Special thanks to JA1BWA Takahashi OM!)




AZDEN DX−327の全景。
とは言え、JA1BWA高橋さんの
DXでの数々のQSO、そしてコンテストでの
戦歴を物語るかのごとく、
マイクロフォン部分へのキズと金属部分には
キズとサビが少しありました。





DX−327のマイクロフォンのヘッド部分

さて、これからマイクロフォンを分解・再塗装と
金属部分・ダイキャスト部分の
サビ落とし、磨きを行います。








まずはマイクロフォン部分を分解、紙ヤスリで
塗装をすべて落とします。

また、塗装前にはきめ細かいサンドペーパー
で磨きをしておきます。

上手な塗装には、その下地作りが大切です。



今回使用した塗料はタミヤ・カラーのライトブルー。
AS−5番です。

ベース部分も分解し、再塗装。
なお、金属部分などには塗装前に
マスキングしておく必要があります。


金属部分・ダイキャスト部分はコンパウンドで
磨き上げます。

再塗装・組み立ての完了したDX−327マイクロフォン。
とても綺麗になりました。1枚目、2枚目の写真と比べてください。
いかがですか?




メンテ完了後のマイクロフォンのヘッド部分。
新品に近い光沢が戻りました。


今回使用したコンパウンド(細目)と
122番のサンドペーパー
なお、今回は時間の関係でメンテのみにします。
次回、音質その他に触れることにします。