QST広告に見るCollinsの歴史 その2
(1949-1955年)


資料提供:ex-W8JIN JIM, JA3CZY Elvin

ここで紹介する資料はQSTにおけるコリンズ社の広告を故W8JIN JIMが大切に保存していたものです.
コリンズ社の広告をQSTの雑誌からそのページを切り離し、JA3CZY三浦氏によりファイリングされたものです.
コリンズの広告内容の変遷の楽しみに加え、コリンズ社広告ページの裏側のページの広告の移り変わりも
また歴史を感じさせ、興味深いところです.


当ページは第二弾として1949年-1955年までを紹介します.
それぞれのページにジャンプするには下記のコリンズ・ロゴをクリックください.
 ちなみに使用しているロゴはコリンズ社が当時使用していたロゴで時代とともに移り変わります.


Please Click following Collins LOGO to jump desired page

    
1946/6 - 1948/7 1949/8 - 1955/1 1955/4 - 1957/5 1957/7 - 1960/4 1961/4 - 1964/7





30K/75A/310B/310B-1/2
32V-1/310C/75A-1
32V-2/35C-1/51J-1/
75A-2/KW-1/32V-3
KWS-1/75A-4/SC-101/
KWM-1
Collins S Line
32S-1/75S-1/KWM-2
30L-1,62S-1,
75S-3B
  


Collins history in QST ad.
Great thanks to ex-W8JIN and JA3CZY


QST,1949,AUGUST QST,1949,NOVEMBER



コリンズ 32V-2送信機のアナウンス!
32V-1の改良機.スプリアス特性や
操作性を改良.

35C-1はローパス・フィルター.

51J-1受信機の登場は1949年11月号.

価格はスタンダート・モデル $875.


QST,1950,SEPTEMBER  ELECTRO-VOICE 




1950年9月号QSTのコリンズ社広告の
裏のページのご存知、エレクトロ・ボイスの
ページ.



 
写真の一番大きく写っているマイクは
CARDAX, MODEL 950 $39.50 です.



QST,1950,SEPTEMBER Page 76-77  
Presenting the new Collins 75A-2


QST 1950年9月号のコリンズ広告.
2ページ見開きで、アーサー・コリンズ社長自ら登場の豪華版.

コリンズ社の75A-2の性能・品質への自信と意気込みがうかがえる.





QST,1950,OCTOBER ,Page 78-79
Announcing the Collins KW-1


コリンズ・アマチュア用送信機 KW-1の登場.
QST 1950年10月号の見開き2ページの広告.

KW-1は
-入力パワー:1KW CW,Phone, Narrow Band FM(NBFM)
-周波数 :160.80.40.20.15.11-10 メーターバンド
-デスク運用 :エキサイター・セクションはリムーバルにて、本体から切り離し
机上にエキサイターをセットしての運用も可能.


 
Collins KW-1 Tube Line up  

エキサイター 6BA6 1
6AQ5 5
807W 1
12AU7 1
6AL5 1
パワーアンプ 4-250A 2
スピーチアンプ 12AX7 1
6AL5 1
12AU7 2
6B4G 2
810 2
整流 872 2
5R4GY 1
5V4 3

"Deliveries to Collins distributors will begin in March. Price to be announced."
QST 1950、OCT

KW-1の広告は1950年10月号でしたが、広告の説明書きを見ると、
出荷は1951年の3月からとのこと.なお、'50年10月号では価格は発表なし.
(QSTでのアナウンスを急いだような雰囲気もあります)



QST,1951,SEP,Page 2 QST,1952,OCT,Page 2



32V-3の広告.
CW入力 150W、Phone入力120W
32V-2よりもRFシールドが強化されたもよう.

1Kcリードアウト、ノイズリミッター搭載、
クリスタル・フィルター装備の75A-2.
(メカフィルではない)


QST,1955,JAN,Page 2 QST,1955,JAN,Page 1

コリンズ製以外の受信機にオプションとして
使用するプラグイン型メカニカル・フィルター.

ハマーランド SP-400用、National HRO-60、
SP-600JX用、HRO-50/HRO-50T1用と
いろいろな受信機用のオプションが
準備されています.

この頃からコリンズ社ロゴの色合いが
変わっています.
(ベース色が黒に)


  

コリンズ広告の裏側のGEの広告.

写真はGE(General Electric)の品質チェックで
不合格の真空管を処分している様子.
(GEは品質管理を厳密に行っていることの
アピール)




まだまだ手元に資料があります.これから順次紹介していきますので、どうかお楽しみに