JG1XLV's latest Antenna system



JG1XLV's latest Antenna system
as of 2005 Aug 07


整備の完了したアンテナの全景.
位置 アンテナ
一番上 14/21/28 MHzトライバンド八木
(クリエート・デザイン 318)
真中 7メガロータリーDP(AFA40のエレメントを使用して製作)
一番下 18メガ 4エレ八木(W1JRタイプ)ブーム長5m



遠景です.今まではAFA40が一番上に上げていた関係で、
トライバンド八木と18メガ 4エレ八木のスタック間隔が狭く、
お互いに影響し合っていました.
今回のアンテナ整備はそれを解消することと、
最近の7メガの運用状況から10数年活躍したAFA40を降ろし、
ロータリーDPに変身させました.

AFA40を活用した7MHzロータリーDPの製作
 今回、長年愛用し、また活躍したAFA40のエレメントを利用して、ロータリーDPを
製作しましたので、いくつかポイントを簡単にご紹介します.

(1)キャパシタンス・ハット
 写真でご覧のとおり、今回はキャパシタンス・ハットは取り外しています.
理由はアンテナの上げ下げの際に、こちらの設置環境ではハットがいろいろな所へ
当たり、変形してしまったことによります.
 しかし、キャパシタンス・ハットを外してみて分かったのですが、このハットがかなり
エレメントの短縮化・効率化に大きな効果があるということです.
今回はこのハットは使用しないため、先端のエレメントはほぼ一杯に延ばしましたが、
それでも希望の7050KHzにはまだかなりエレメントが短い状況です.
 したがって先端エレメントをもっと長いものに交換するか、給電点とバランを接続する
リード線で不足の長さを補うことにするかというところだと思います.
(今回はリード線にて調整)

(2)マッチング・コイル
 AFA40の二本のエレメントの中央部分に、それぞれマッチング・コイル(円形型)が
取り付けられています.地上付近での仮設状態の調整では、このマッチング・コイルを
使用した方がSWRも1.1程度まで下がり、マッチング・コイルを使用しない場合に較べ
格段にいいようにみえました.
 しかし、正規な状態でアンテナをUPさせ、アナライザーで確認したところ仮設状態と較べ
良好なSWRではありません.最終的にはマッチング・コイルは使用せず、給電点にバランを
直接接続して、いい結果を得ることができました.この状態で共振周波数でSWR1.3程度.
また、2エレの時よりはエレメント長が長くなったからかバンド幅は広くなっています.

(3)AFA40エレメントのDP化のまとめ
 1.キャパシティ・ハットを使用しない場合には、エレメント先端の10φパイプは出来るだけ
   延ばす.
 2.最終的なエレメント長はカット・アンド・トライにて決定(下記写真参照)
不足したエレメント長を補うために、DPの給電点と
バランの間のIV線にて長さを調整.
(上記写真のワイヤーのループ部分)
 3.ローディング・コイルの水抜き穴が下になるようにパイプ穴加工
  以上

総括
 今回のアンテナ整備の結果、アンテナ相互の影響は最小化されました.また、自作のアンテナ切替器は今までタワーの根元に設置していましたが、今回はタワー上部に持っていったため、同軸ケーブルも整理が出来ました.
 また、7メガが2エレからロータリーDPとなりましたが、最近の運用パターンやタワーへの負荷を考えると妥当な選択だと思っています.
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